1. 開発背景と業務課題
従来の現場運用では、複数部署にまたがる受発注・在庫データが個別のスプレッドシートに分散しており、以下のような業務上の課題が存在していました:
- データの二重入力および入力ミスの発生
- 月末集計における手作業の工数負担(月間約30時間)
- 過去データの参照性や履歴管理の難しさ
これらの課題を解消するため、AccessDBを用いたデータの一元管理システムの構築を企画・実施しました。
2. データベース正規化と設計
データの整合性と保守性を保つため、第3正規形までのリレーショナルデータベース設計を行いました:
- マスタ系: 顧客マスタ、商品マスタ、担当者マスタ
- トランザクション系: 受注伝票テーブル、受注明細テーブル、在庫変動履歴テーブル
- 参照整合性: 外部キー制約と連鎖更新/削除の適切なルール設定
3. 保守性・運用性を考慮した解説資料(PDF)の作成
本プロジェクトでは、システム本体の構築にとどまらず、**「第三者が運用・保守を引き継げるようなドキュメンテーション」**を意識しました。
- ER図・テーブル定義書・UI操作フロー図の作成
- SQLクエリの抽出条件とインデックス設定の根拠を記載
- 訓練校の課題講評においても、仕様の網羅性と図解のわかりやすさについて評価をいただきました。